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福岡三越にて『村瀬治兵衛 漆芸展』を開催致します。
会期:平成21年6月23日(火)~28日(日) 会場:福岡三越9階美術画廊 営業時間:10時~20時(最終日は17時にて閉場) 添釜ご担当 6/23(火):林屋 晴三先生 6/24(水):表千家 林 潤子先生 6/25(木):裏千家 西園 宗巻先生 6/26(金):表千家 坂本 宗倫先生 6/27(土):大日本茶道学会 松下 仙豊先生 6/28(日):裏千家 釜瀬 宗宇先生 ※お茶席は16時にて終了となります。 ごあいさつ 村瀬家では三代に渡り、木地選びから挽き、漆塗りにいたるまで一貫して全ての工程に携わり、優れた漆芸作品を生み出してこられました。三代目に襲名され八年、村瀬治兵衛先生は脈々と続く漆芸の伝統を受け継ぎながら、木の本来の魅力を最大限に引き出し、常に新しく自由な漆芸の世界を切り拓かれています。 福岡三越で三年ぶりの開催となる本展では、茶器や香合、水指などの茶道具を中心に、また限定制作で初出品の茶籠のセットや用の美を追求して制作された椀や盆など約八十点を展覧いたします。是非ご高覧賜りますようご案内申し上げます。 福岡三越 美術画廊 青葉をわたる風もさわやかな季節となりました。皆様におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。 このたびも、福岡三越様をはじめ諸先生方のお力添えを賜り、個展を開催させていただきますこと、大変有難く感謝申し上げます。 木地師を祖先とする私共の仕事の特徴は、材木を厳選し生木を荒取ることから始まります。鉈でザクザクと生木を荒く型取ったときのみずみずしい姿には、自然のもつ力と躍動感があり、作品の中にいきいきした生気を捉えることができればと常に思います。 てらいのない美しい形をめざして茶器などは材から三年以上寝かせ、轆轤挽きや彫刻し塗仕上げをいたします。現代という時代と格闘しながら、日々製作し続けられることは幸せだと思っております。 作品を通じて皆様との会話を深めることが出来れば何よりの勉強になります。どうか少しでも多くの皆様にご高覧賜り、実際に手にとって木地の軽さ、質感など感じていただき、率直なるご意見、ご指導を賜りたくお願い申し上げます。 平成二十一年 初夏 村瀬治兵衛
by jihei_murase
| 2009-05-08 21:16
| →展示会
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